【彩雲国物語 登場人物】杜影月(とえいげつ)が生きられた理由は?香鈴とその 後

 

影月と秀麗の出会い

二人の出会いは国試がきっかけ。黒州から国試のために貴陽に来た影月。所持金をほぼなくしてしまい、秀麗の家で世話になることになります。

影月と秀麗はともに、国試に上位及第しています。秀麗は初の女性及第者、影月は最年少及第でかつ平民ということでまわりからの注目や嫉妬がすごかった。上位及第者は礼部の魯官吏からしごかれるのですが、二人はともに励ましあってこれを乗り切ります。

幼いころに死にそうな目にあっている

そんな影月は、幼いころにひどいめにあっています。

家が貧乏だったため、親・兄弟に口減らしのため殺されかけています。親・兄弟は精神的に追い詰められており、苦しんだ末に殺したという感じではなかったのが、とても衝撃的でした。

死にそう、というかここで一度死んでいます。

そのせいか、何か悟ったような心の広さがありますね。

進士の時の靴磨きでひどい嫌がらせを受けたときも、笑顔で返す。起こることはほとんどありません。

影月と陽月~生きられた理由~

そんな影月を助けたのが陽月。その正体は白仙です。

人間は好きではないのですが、気まぐれで影月の「生きたい」という願いをかなえてあげることにしました。

陽月が表にでてくるとき、影月は気をうしなっていたりします。二人が直接会うことはありません。しかし、影月はとても陽月を大切に思っています。

縹家が、白仙確保のために影月をとらえた時も、陽月が表に出てこないように、ボロボロの体で必死に耐えていました。

陽月も素直に口には出しませんが、影月を大切に思っています。影月の肉体が死んで、魂がほぼ尽きそうだったときには、眠りにつくことで影月が生きられるようにしてくれました。

影月と華眞

親や兄弟に殺されかけていた影月を拾ったのが華眞です。伝説の名医の華娜の子孫です。自分の生活を差し置いてでも、病気の人々のために尽くすような人でした。日々の生活や生きることやすべてのことに感謝する人。とても人間ができています。

影月が若いのに、あのように穏やかで優しいのは彼に育てられたからでしょう。 影月は華眞をとても尊敬しています。

影月は穏やかなので、怒ることはめったにありません。しかし、縹蓮に華眞の亡骸を操られたときの影月の怒りは凄まじいものでした。

ちなみに、影月は官吏で出世したあとには、華眞と同じく医者になりたいと思っています。

影月と香鈴

影月の初恋の人と言えば、香鈴ですね。ツンデレな香鈴をやさしく受け止める影月。

二人の仲の良い姿はこちらに詳しく書いたので、読んでみてください。

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影月と香鈴のその後はどうなる?

ところで、影月と香鈴はその後どうなるのでしょうか?結婚するのでしょうか?
結論をいうと、よくわかりません。

しかし、骸骨を乞うでは、体調が悪い劉輝を医者として診察する影月が描かれており、彼が妻について話している描写があります。

妻の名前は書かれていませんが、その内容からはしっかり者であることがうかがえます。

初恋の香鈴と結婚して、幸せに過ごしていたらいいなぁと思います。

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