まるで二重人格?杜影月(と えいげつ)の正体とは

影月は、黒州出身。秀麗の同期。13歳で状元及第の秀才です。

まだ13歳なのに、だれにでも優しく、物腰が柔らかくて、達観したような感じがある男の子です。

ところが、お酒を飲むとまるで別人のようになります。
態度が粗暴で、口も悪い。急に腕っぷしが強くなる。

とても不思議な人ですよね。

影月の正体

なぜ影月がこのような人物なのかというと、

影月の中には、とある仙人がいるのです。その名は白仙。

怖い影月(=陽月)はこの白仙の人格です。

この人格が、影月が眠ったりしたときにでてくるため、二重人格のようになってしまうのです。

影月が大人びている理由

影月が達観したようで、秀麗に言わせると「生き急いでいるような感じ」ということでしたが、

これは過去に死にそうな目にあっている、そして、自分の命が残り少ないという事を知っているからだと思います。

というのも、影月は親に捨てられて死にそうになっていたところ華眞に拾われています。

また、影月は、陽月に頼んで自分の命の半分を死にそうになった華眞に渡しているのです。

そして、陽月の人格が表に出てくると影月本体の寿命が削られていくという事もあり、これまで徐々に減ってきていたこともしっているようです。

こんな風に、命は短いと思い生きてきた影月ですが、

陽月が、影月の中で長い眠りについたことで、影月の体は安定しました。

陽月はたぶん、影月が寿命を全うするまで、おとなしくしているみたいですね。

陽月は、影月や華眞に対して口が悪かったのですが、実は2人がとても大好きで別れがたかったようです。

「出会えなければ、別れる辛さも知らなくて済んだ」というようなことをいっていたので、いつの間にか2人が大切な存在になっていたのでしょうね。

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