【彩雲国物語 ネタバレ】薔薇姫(ばらひめ)のおとぎ話とは?正体は?

秀麗が後宮で劉輝の教育係をしていた頃に、劉輝にしていたおとぎ話にもでてくる美しい薔薇姫。子供達でも良く知っているお話らしいのですが、じつは秀麗に身近な人ですよね。

薔薇姫のおとぎ話とは

薔薇姫のお話はだいたいこんな感じです。

昔、薔薇姫という美しい姫がおり、その姫の力は人々のけがを治してしまう不思議な力を持っていました。ある男が薔薇姫の力を自分のものにするために彼女を幽閉しました。

ひとりの男が薔薇姫を助けにきて、薔薇姫と男は結ばれ、かわいい子供を授かります。しかしその後、薔薇姫は亡くなり、薔薇の花に戻ってしまいます。その時に「ほかの誰にも触れないようにとげを生やす。これを抜けるのはあなただけ」言いました。だから薔薇にはとげが生えている。

薔薇姫はおとぎ話なのか?

このおとぎ話は紅仙(秀麗の母)が縹家の当主に幽閉されていたことが元ネタのはず。

その当時の縹家の当主は、縹瑠花の父。瑠花は80才くらい?その父が若い頃の噂話だから秀麗が官吏となっている時代から100年くらい昔の話ってことかな?

以外と新しいおとぎ話ですね。昔の噂話が時を経て、おとぎ話になったんじゃないでしょうか。

 

薔薇姫の話は予言?

しかしこの話、当時はまだわかっているはずのない内容が予言のようにかかれています。

紅仙が幽閉されている頃にできた話なのに、薔薇姫が助けられることや、薔薇姫にこどもができるという描写がすでにあります。

庶民の願望で噂話に尾ひれがついて、話がかわってしまったのかも知れません。

実は、仙人は予言かもしれませんね。小説のどこかに、どの仙人かが予言時々するということが書いてあったような気がします。その予言が人を介して広まった話かもしれません。

薔薇姫の正体

薔薇姫の正体は紅仙であり、秀麗の母です。

紅仙は邵可達と暮らしていた頃は薔君と呼ばれていますしね。薔という字はこれだけでもばらとよみますし。

でも、なんで薔薇姫っていうのかなぁ。どこかにのっていた?

姿を消したはずの薔薇姫が再び現れた事がある

おとぎ話の薔薇姫も薔君も、人としては姿を消してしまいます。

おとぎ話では薔薇になってしまいますが、おとぎ話ではない方(薔君=秀麗の母)は秀麗の中で秀麗を見守ります。

二度と人に戻ることはないかと思われましたが、一度だけ姿を現しています。

大雨で雷雨の日に現れたのが彼女らしいです。雷を操る仙ですもんね。「雷光のような眼差し」と例えられる容姿でもありますし。

邵可や秀麗の事を嬉しそうに話す姿は読んでいてこっちもうれしくなりました。

詳しくは「小説外伝:朱にまじわれば紅」を読んでみてください。

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薔薇姫に関するお話が乗っている巻

他にも出てきているかもしれませんが、ぱっと思いつくのはこれらですね。

朱に交われば紅

二つの章に薔薇姫に関する話が載っています。

  • 幽霊退治大作戦!
    いなくなった薔薇姫が大雨の日に再び姿を現したときのお話。
  • 薔薇姫
    薔薇姫のおとぎ話が書かれています。劉輝が後宮で秀麗から薔薇姫の話を聞いたときのことを振り返ります。
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黄梁の夢

二つの章に薔薇姫に関する話があります。

  • 千一夜
    若き日の邵可と薔薇姫との出会いが描かれています。
  • 千一夜のそのあとに
    秀麗が生まれた後に、紅州に帰ったときのお話です。

この本は新品を手に入れるのが難しいかも。どこにもうっていない…。

おわりに

お話をよんでしばらくたっていてうろ覚えなので、いろいろと間違っていたらごめんなさい!

それにしても薔薇姫のお話、とてもロマンチックですね。

このおとぎ話でいうと、秀麗は薔薇姫の娘になります。おとぎ話の登場人物ということになります。そんな秀麗が劉輝にこの話をしているのはおもしろいですね。

親のなれそめを話していことになるので。(秀麗はそのような意図はありませんが。)

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