【彩雲国物語】凌晏樹 (りょうあんじゅ)の生い立ち・性格は?旺季への屈折し た思い

凌晏樹の生い立ち

凌晏樹は母親と黒仙との契約で生まれた

凌晏樹の母親は簡単に言うと殺し屋でした。

殺しの依頼を受け、
凌晏樹の母親は人を惑わす魅力を持った美女でした。
殺しの依頼を受けると、その魅力を使って標的をメロメロにします。
本人もそれを楽しんでいるよう。

そして、標的にあきると殺害。
そんな風なことを繰り返している女性でした。

そんな晏樹の母に生き方に興味を持った黒仙は
黒仙は凌晏樹の母と契約をしています。

契約の内容はわかりません。契約の対価は「凌晏樹を生む事」でした。
人並ならぬ魅力は、黒仙との契約があったからかもしれません。

凌晏樹は自分の母を殺すこともいとわない

そんな風に、この世に生を受けることとなった晏樹は、母と一緒に色々な家を転々とします。

あるとき、晏樹へも殺しの依頼がきます。
そしてそのターゲットは自分の母が入り込んだ家。
もちろん母親も殺しの対象となります。

晏樹が初めて殺したのは自分の母ということになります。

旺季との出会い

晏樹と旺季の初めての出会いは、母殺害の現場です。
旺季は役人として現場に駆け付けます。

晏樹は母を殺したことがばれないように、義父が母を殺したと言って同情を引こうとしました。

今まで、晏樹の演技にだまされなかった人はいませんでした。
でも旺季には効かず。

自分の思い通りにならない旺季が気になり始めます。

 

凌晏樹の旺季への思い

凌晏樹は旺季に自分を特別だと思ってほしいという思いが強いです。
しかし、旺季はそんな素振りは何も見せません。

晏樹の人を惑わす美貌・魅力によって、たいていの人は晏樹を好きになる(=特別)と
思ってくれました。

なのに、旺季にはそれが効かないのです。
これが、晏樹の心に火をつけます。

そして、ついには旺季を殺したいと考えていたのです。
なぜなら旺季がいると自分らしくいることができないため。

そんなこともしていましたが、実は旺季のことが大好き(屈折した愛?)。
旺季が劉輝に負けた後、
死のうとした旺季に「心配だから一緒にこい」といわれます。

今まで特別に思ってもらえなかった晏樹にとって、この言葉は特別だったと思います。
自分は旺季の特別になれたと思い、その後の晏樹は少し心のなかが平穏になったのかなぁと思います。

何度も命をねらっていたのに、結局最後まで殺すことはせず、
旺季の死に目に立ち会ったのは晏樹だけでした。

旺季が死んだあと、晏樹は行方不明になりますが
もしかしたら死んでしまったのかもしれません。

凌晏樹と茶朔旬との関係

晏樹と朔旬は異母兄弟です。晏樹の方が兄。
つまり、二人の父親は茶仲障(茶鴛洵の弟)。

弟を大切に思うような心はもちろんありません。
どちらかと言えば、弟を嫌っていました。

晏樹と朔旬は二人ともくるっているような怖さを持っていますが、
安生曰く、まったく逆の性格。

晏樹は人生を楽しむために生きている。
それに比べて朔旬は人生は退屈。暇つぶしで生きているという感じ。いつ死んでもいいって感じですかね。

好きの程度は違いますが、二人とも秀麗に興味を持ってしまうのは兄弟だなぁと
思ってしまいます。
二人とも秀麗といると飽きない、面白いというところに魅力を感じているようですね。

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凌晏樹は紅秀麗をどう思っているのか?

お気に入りだが、旺季のために消しておくべき存在でしょうか。

晏樹から桃を受け取った人は不幸になるという噂があるのですが、
秀麗はその桃を受け取っています。

晏樹に意図があるのかないのかはわかりませんが。

秀麗は、異能をもつ一族の縹家をでて命があと1日となったときに
棺に入って眠りにつきます。

その棺は晏樹によってさらわれます。
その棺の中に眠り続けている秀麗を宝石でキレイに飾り付けたり、優しくなでたりと
秀麗にたいしては他の官吏たちとは比べて特別な感情を持っています。

眠る秀麗には、普段他の人に話さないような、私的で感情的な話を独り言として
話しかけています。

晏樹は確かに秀麗を気に入っていますが、女性として好きというよりは、
ペットをかわいがるような感覚です。

そして、目を覚ました秀麗が劉輝の元に向かおうとすると首を絞めて殺そうとしました。
あれだけ、なでなで、よしよししていたのに。

お気に入りだが、旺季のためとなるとその他たくさんの人と大した差はないようです。

凌晏樹と黒仙との関係

凌晏樹は黒仙との契約者です。

黒仙は凌晏樹の人生を見てみたいその代わりに特殊な能力を与えたようですね。

晏樹は弟の朔旬の亡骸を自在に動かせる力を手に入れています。
それは黒仙との契約によるものです。

そして、その力を得る対価として弟の朔旬の命を差し出したのです。

勝手に対価にされてしまった朔旬はすごく気の毒ですね。

対価って、大切な物を渡すんじゃないのかな?と思うのですが、
黒仙からのもらった力も晏樹にとってはつまらないものなので

つまらないもの(黒仙からの力)=興味がない弟(朔旬)
なので、よく考えるとちゃんとバランス取れていますね。

凌晏樹の性格

人生を楽しむそのためには他人の犠牲もあり

晏樹のモットーは
「自分のために、自分の思うように、人生を楽しむ。」

これを邪魔するものを殺すことはいとわないのです。

その極端に走った例が旺季を何度も殺そうとしていたことです。

晏樹が旺季を殺そうとしたのは、旺季を思いすぎることで自分<旺季となってしまい、
自分らしくいることができなくなってしまうことが嫌だったからです。

スゴイですね。普通だったら、自分の考えを直そうとしますが、晏樹にはそんな気持ちは皆無。
「相手を変えることは難しいが、自分を変えることはできる」という言葉は晏樹には通じない言葉です。

まとめ

凌晏樹、怖い男ですね。
茶朔旬が出てきたとき、なんて不気味で化け物みたいな男!と思ったのですが、
それを操っていた男がいたとは!

【彩雲国物語】凌晏樹 (りょうあんじゅ)の生い立ち・性格は?旺季への屈折した思いそれにしてもこんな男を受け入れ、愛されているなんて旺季は器が大きい男ですね。

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