あらすじ
茶州へ向かう準備をする秀麗たち。
静蘭は、秀麗の母の墓参りをしながら自分の母や、王宮にいたころの過酷だった出来事を振り返りながら、茶州へ行くとこの覚悟をする。
印象に残ったシーンと感想
静蘭が王宮から追い出されるまで
これは本当に見ていてつらかったです。
優秀すぎる清苑(静蘭)が王になることに焦った、公子やその母たちに乗せられて謀反の罪を起こしてしまった清苑の祖父。そのせいで追放されることになってしまったのが気の毒でした。
静蘭が「自分の賢さと愚かさをしっていたら…」と言っていたのはどういうことなんでしょうか。
自分が他の公子よりも優秀だという事はわかっていたが、そのせいでどのようなことになるかまでは気が回らなかったことに関して、今思えば愚かだったという意味かもしれません。
清苑公子は戩華王からも期待されていたので、こんなことに巻き込まれてしまい、かわいそうでした。
静蘭の母親に対する思い
静蘭の母親ははたから見ると本当にどうしようもない母親ですね。
自分の子供に産まなければよかったというなんて。
しかし、これはどういう事なんでしょうね。
優秀な息子を産んで、鼻が高いとは感じなかったんですね。
静蘭が、心の弱い人といっていたので、他の妃たちとの争いにつかれてしまったのかもしれません。
他の妃たちは気の強そうな顔をしていたし、その子供たちも同じく悪そうな顔をしていました。
普通の人だとこんなところにいるとやんでしまうでしょうね。
そう思うと、こんな環境でちゃんと育った清苑公子はすごいですね。
こんな暴言ばかり吐く母について、静蘭は良い感情は特になかったようですが、
秀麗たちとの暮らしを通して、自分を産んでくれた人で感謝するまでになったことに感動しました。
それだけ秀麗や邵可たちとの暮らしは、静蘭にとって大切なんですよね。
霄太師の行動
この人の行動はよくわかりませんね。
なんでそれほどまでに王のために行動したがるのでしょうか。
先王の戩華王に対しての忠誠心から、王のために…と行動しているのかと思っていたら、そうではなさそうです。
だって、戩華が死にそうなときに劉輝に遺言で、「劉輝に王になれ」という時、にやりと笑っていたんですよね。
このころ、霄太師はすでに劉輝を使えるに値する王と認めてしまっていたので、戩華王<劉輝 になっていました。
王様優先なんですよね。何事も。
王位争いをほっといたのも、次の王のために、膿を出し切るための行動だったように思いますし。
怖い人です。
タイトル 枯れ木に花咲く について
衰えていたものが再び、勢いを取り戻すという意味です。
王位争いや災害でボロボロになった国が、新しい王の劉輝によりこれから素晴らしい国になっていくことを期待するという思いなんだと思います。
また、王宮を追放となり死にかけた静蘭が、秀麗・邵可たちとの絆に幸せになったという事も言っているのかもしれませんね。