彩雲国物語の主人公の紅秀麗。
秀麗のプロフィールをまとめてみました。
そして、秀麗の特徴である「モテる」、「すごい行動力」の理由についての考察もしてみました。
紅秀麗のプロフィール
名門紅家の直系の姫。王の妃にもなれるほどの娘。これを見込まれて
16歳の時に、バカ殿とうわさの王 劉輝を立派な王様にするために後宮に入る。
17歳の時に官吏登用試験の国試を探花(3位)で及第。
18歳の頃に茶州州牧として配属される。茶州州牧として茶州の流行り病にかかった民を助けるために朝廷のお偉方を無視した政策をとる。その結果、冗官となりリストラ候補となる。
その後、御史台に拾われてリストラ回避。御史として活躍する。王を陥れようとする輩によって、企てられた紅州の経済封鎖等を解決。当時、数少ない王の忠臣として常に王の支えとなる。
その後、29歳で劉輝と結婚して娘(重華)を生むが、30歳で死去。
二胡。王宮の楽士に引けを取らない。家事全般が得意。(料理、裁縫)
性格や特徴
世話焼き。饅頭を食べすぎの劉輝をお母ちゃんみたいにしかる。雷が大の苦手。母が死んだ日のトラウマだと思われる。雷が鳴ると恐怖のあまり人に抱き着いてしまう。
幼いころは病弱だった。
見た目は十人前で美少女というわけではない。
胸は小さい。
二胡を弾くのが上手で、王宮の楽士に引けを取らないほど。
家事全般が得意。(料理、裁縫)
紅秀麗の行動力の原点
秀麗の行動力には本当に関心します。
その行動力の原点は、戩華の次の王位争い。この時に秀麗は邵可や静蘭とともに飢えに苦しむ街の人々のため一生懸命に働きました。しかしその頃の秀麗はまだまだ小さな子供でした。
そのため、大切な人を守ることができなかったという絶望感が非常に大きかった。
そして、秀麗は身近な家族や自分自身もそのうち死ぬのではないか?という大きな恐怖が常にあったのです。
秀麗はこの王位争いで
もう二度と大切な人を失いたくない、あんな恐ろしい思いをするのは二度と嫌だ。そのためには自分ができることはなんだってする!という強い気持ちが生まれ、それが秀麗の行動力の原点になっています。
劉輝の教育係として後宮に入ったのも実はその気持ちから。
霄太師が提示した金500両への食いつきがよすぎるのでお金目当てか?と思ってしまいそうですが王を教育することで人々が辛い思いをするのを防ぐためなのです。
秀麗の行動はいつもここに行きつくように思います。
紅秀麗はなぜモテる?
秀麗は本当に周りの男性に好かれます。
なぜこんなに多くの男性を引き付けるのでしょうか?
秀麗の魅力について考えてみます。
自分の気持ちにまっすぐ。でも押し付けない
秀麗は人と接するときに、変な駆け引きをしません。自分の思いを素直に伝えてきます。しかも、相手の気持ちを考えて押し付けることはしないように。
(御史として仕事の時は駆け引きしまくりですが。)
こういうところにみんな弱いんじゃないでしょうか?
バカ殿のふりをしている劉輝を説得するときも、思い出すのも嫌なくらいなのに王位争いの時に本当に辛かった体験を一生懸命劉輝に伝えていました。どれくらい嫌だったかというと、それを耐えるためにこぶしに力を入れすぎて自分の爪で血を流すほどでした。
そんな状態なのに、王であることの大変さを気遣いながら話をする姿には心を打たれました。
人のために頑張る姿
先ほど説明したように、秀麗は人々が悲しい思いをせずに暮らるようにしたいという思いが強いです。
その思いから自分の事を後回しにして頑張ってしまいます。そんな姿をみたらやっぱり応援したくなりますよね。秀麗にとってはそれが自分のためということでもあるんでしょうけど。
一家の大黒柱として一生懸命働く姿もそうですよね。一生懸命働くのは、父と静蘭と楽しく暮らせればよい。そのためだと。
茶州の疫病の時もそうです。民草を救うためならば自分の官位など気にしない。それを捨ててでも人を助けようと頑張る姿。同じ女性であっても応援したくなります。
良い意味で女を感じさせない部分がある
これは人によると思います。李絳攸とか陸清雅 (りくせいが)にとってはこれは当てはまっているのでは?と思います。
女性とは妙な駆け引きや下心をもって近づいてくると思っている男性にとって、秀麗は警戒すべき対象ではなく、安心できる珍しい女性なのかもしれません。
よい意味で秀麗は女を感じさせないということでしょうか?
所感
秀麗はやっぱり素敵な女性ですね。初めて彩雲国物語を知ったときは、逆ハーレムでわけもなく女がモテる話なのか?と誤解してしまったことを後悔しています。
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