朝廷三師とは?元ネタは?
太師・太傅・ 太保の三つの官職をいいます。
昔の中国(周のころ?)に 太師・太傅・ 太保 があったので彩雲国物語ではこれを元にしているんでしょうか。時代によっては三公ともいわれるらしい。(そういえば、十二国記の方では三公といっていたような。)
後漢での太傅は宰相職を兼ねていたらしい。そこは宋太傅のイメージと違う。
天子を導く役目ってことなのでなんか良きアドバイスとかを王様にするんでしょうね。偉いんですけど名誉職らしいです。それだけ聞くと責任がなさそうでお気楽なイメージ。そこはよく3人でお茶したりのイメージのまんまかな。
三人は仲が良いのか悪いのか?
特に、霄太師と茶太保。この二人の関係は好きだけど、嫌いだけど、やっぱ好き!という感じでちょっと複雑です。
霄太師と茶太保
最初は男の嫉妬かぁ…。一緒にお茶をしてほのぼのしていると思わせて。茶太保はそんなに嫉妬してたのかと思いました。
秀麗誘拐事件。茶太保って嫉妬でそこまでやっちゃうの?そんな腹黒かったの?と驚きました。茶太保が静蘭を操って天下を取ろうとして動いたあの事件です。
茶太保からすると、霄太師をぎゃふんといわせてやろうとこんなに頑張ってんのに霄太師は飄々としており、自分をライバルとも思っていないのが癪だったのかもしれません。
しかし、茶太保が事件を起こした理由は別にあり、それを霄太師はしっかりとわかっていました。そこに二人の絆を感じます。
また、刺された茶太保の最期も二人の仲が深いことがわかりました。
・茶太保が命を最期に預けたのが霄太師。(霄太師の主観かも?だけど)
・霄太師がずっとこの年まで(仙人としてでなく)人間でいたのは茶太保がいたから
ということで
茶太保は霄太師を憎んじゃうくらい好き。霄太師は茶太保が大好きだったのでしょう。
このあたりの霄太師の心情は是非小説を読んでいただきたい。アニメよりもう少し詳しく書かれており必見です。
↓彩雲国物語小説「はじまりの風は紅く」にのっています。
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宋太傅と霄太師・茶太保
霄太師・茶太保はお互いを意識するあまり、感情が複雑でしたね。
それに比べて、宋太傅とその他二人の仲はちょうどよい距離ですね。
お互いを違う分野で活躍する尊敬できる友として接することができます。
霄太師、茶太保は頭脳派。宋太傅は体の力で勝負!って感じだからお互いのテリトリーがかぶらなかったのがよかったのかもね。
茶太保が死んだあと、
霄太師が宋太傅に「お前は早く逝くな」みたいなことを言ったのに対し、
宋太傅が霄太師の頭を無言でゴツンとやったシーンはいいですよね。「わかってる。心配すんな!」といっているようです。
最後に
よく考えたら、小説やマンガでお爺さんキャラで感動させられるのって珍しいですね。ティーン向け小説っぽいのにいろんな年代のキャラの話が楽しく読める所も彩雲国の魅力ですね。
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