今回は、黎深が初登場しました。
雷がきっかけの、秀麗と奇人のシーンも見どころですよ。
あらすじ
・秀麗は絳攸の紹介で女であることを隠して戸部で働くことに。黄奇人からの仕事は厳しいが、仕事は楽しく、職場からの評判もよい。
仕事は楽しいものの、家では女人は国試を受けられないことに改めて落ち込む秀麗。
・外朝で忙しく働く秀麗に声をかける、官吏がいる。秀麗にとてもやさしく接し、名は名乗らず「おじさん」と呼ぶように…ということで、秀麗はちょっと引き気味。
印象に残ったシーンと感想
秀麗と雷
秀麗の雷嫌いには驚かされました。
人にしがみついていないと、怖くて耐えられないくらいなのですね…。
何かトラウマがあるのかもしれません。
前回、静蘭が羽林軍にスカウトされて帰りが遅くなることに対して渋い顔をしていたのは、そのせいだったのですね。
多分、毎年静蘭にしがみついて乗り越えていたのでしょう。
今回の雷では、静蘭ではなく奇人がそのかわり。
奇人、どさくさに紛れて、抱き留めて、頭をよしよししていました。
奇人は紅秀が女だと気が付いているので、このシーンは男女のさりげないふれあいという素敵なシーンでしたが、本当に男が相手だったらどうしたのかな?
いずれにしろ、秀麗のことは、この時点で結構気に入っていますね。
燕青と静蘭
夜に一生懸命勉強をする秀麗を遠目にして、二人の会話。
燕青から、秀麗と「夫婦になればいい」といわれた静蘭が普通に照れて、素が出ているのがほほえましかったですね。
確かに、静蘭は秀麗のことを家族としても女性としても好きでしょうし、頼りがいもあるので相手としてはとても良いです。
劉輝も過去に、二人が結婚する夢を見てしまっていますしね。
しかし、助言(+からかわれて)の後に脅すような、ぶっきらぼうな言い方で返す静蘭。
やはり、燕青にたいしては、思ったことをそのまま言える良い相手ですよね。
秀麗の仕事ぶり
秀麗の仕事ぶりが褒められているのは見ていてうれしいですね。
奇人がたくさんの指示を口頭で早口でいっても、てきぱきさばける秀麗。さすがです。
奇人は仕事の合間にさりげなく、「予算があったら何をする?」と聞いています。
秀麗がなかなかできるやつだと思っており、そのような人がどのような意見を言うのか興味をもっているのでしょう。
また、補佐役の侍郎である景柚梨は後見人になりたいとまで言っており、二人とも秀麗の事が気になっていてうれしいです。
仕事ができるところもそうですが、奇人にちゃんと休憩をとるように言ったりと、周囲に気づかいができるところも好かれるんでしょうね。
燕青の正体は?
夜に度々抜け出している燕青。
何をしているのかと思いましたが、茶州の賊を退治していたのですね。
何か悪いことをしているわけでなく、安心しました。
戸部で秀麗と一緒に働くことになった燕青。奇人にもかなり仕事を振っているのですが、「お前ならできるだろ。浪燕青 」これは、働きぶりを見てのセリフなのでしょうか?もしくは、奇人は燕青の正体を知っているのかもしれませんね。
官吏かなとも思ったのですが、準試に落ちているのでそうでもなさそうです。一体何者なのか。
おじさんの正体
秀麗(紅秀)に自分を「おじさん」とよぶように話しかけた怪しい男。
奇人と男の会話から、秀麗が姪にあたるため、本当(親戚)の「おじさん」だったことがわかりました。なぜ彼は、「おじさん」とよばせてあんなにニヤニヤしていたのでしょうか…。きっと名乗れない事情があるのでしょうね。
しかし、さすがおじさんだけあって、秀麗が優秀なことはよくわかっている!さすがです。
奇人のお面
奇人は、家でも外でもお面をかぶっていますが、お茶を飲むときに口元だけ開閉できるタイプがあるのは驚きました。
黎深からお面の「新作だ!受け取れ!」といっていたことから、奇人のお面の一部は黎深が作っているということもわかりました。黎深が作っているのかな。器用ですね。先の開閉式のものも黎深が作ったもの。びっくりです。
しかし、この二人も思ったことを言い合える仲のようで、かなり仲がよいですね。
お面受け取るとき、あんなに文句言っていたのにちゃんとつけているし…。
ちなみに、お面をかぶっている理由が、顔のせいで女に振られたとの事なのですが、本当にそれだけなのでしょうか?
秀麗が落ち込む
「大人になると夢を見続けるのが難しくなる」というような趣旨の事を言っていましたね。
確かにそうだなと思います。
しかし、秀麗は頑張っていますよね。前回のブログでも書きましたが、法律で無理と決まっているようなことを、それでも夢を見て頑張るってことは普通の人ではなかなかできないです。
秀麗は、劉輝が女人の国試受験の法案を通そうとしていることも聞いていないのになんでそんなに頑張ることができるのか。すごいですよ。
でも、劉輝は頑張っているし、家族も国試受験の法案の事を知らない状況でも夢を追い続ける事を応援してくれるし。よい環境ですね。後は努力あるのみですね!
落ち込む秀麗にそっとおにぎりを握って、燕青に託す邵可と静蘭。やさしいですよね。
タイトル 千里の道も一歩から について
燕青が官吏になることが、近くて遠いといっていた事に対して燕青が言った言葉でしたね。
なれるかわからないものに対して無責任にこの言葉を言って励ますことは、難しい場合もありますが。
何事もやらないとはじまらないですしね!
秀麗頑張れ!
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