あらすじ
無事進士式を終えた秀麗。
秀麗は、進士式終了後に姮娥楼によるが、胡蝶からしばらく来ないようにと言われてしまう。
町の人も秀麗を避けているようで、みんななんだかよそよそしい。
進士達の教育を担当する礼部の魯官吏は秀麗と影月に厳しい態度で、官吏らしくない厠掃除や靴磨きの仕事を割り振る。
官吏たちからの嫌がらせを受けながらも、泣き言を言わず、せっせと仕事をこなす秀麗と影月。
印象に残ったシーンと感想
官吏、同期の進士の妬みや嫌がらせが過ぎる
秀麗が頑張って掃除した場所、もう一回わざと汚したりして陰険な感じです。
影月なんて、蹴られてるし。
今のご時世だと、パワハラで朝廷の官吏ごっそりいなくなっちゃうのでは?
指導官の魯官吏もひどい…。秀麗たちの服が汚れているのを理由に、トイレ掃除と靴磨きがお似合いとか本当にひどい。
そんな環境での仕事なのに、文句も言わず仕事をこなす二人。本当に頑張ってほしい。
しかし、ずっとこんな雑用ばっかりいつまで続くのかと心配になります。優秀な二人なのに!もっとちゃんとした仕事させてあげて!
大好きな街の人達の態度が悲しい
胡蝶姉さんから「しばらくこないで」って言われた秀麗。
少し前は、お化粧箱のお祝いもくれて、秀麗に何かあったら自分がゆるさない!といっていたはずなのにこの変わりようは一体なぜ!?ひどいじゃないの。
進士式を終えたことを胡蝶に伝えて、一緒に喜んでほしかっただろうに…。
秀麗の気持ちを思うと切なくなりました。
町の人も最低限の会話しかしてくれず。
なぜなのー!?
職場であれだけ辛いことあったのに、私生活でこんな風だと私だったら完全にメンタルやられてしまうと思います。
秀麗たちを見守ってくれている人達にグッとくる
ボロボロの手、汚れた顔の秀麗を見てから、
絳攸が「(ここまで)のぼってこい」と言ったのは特に心にグッときました。
自分たちと同じところへ、そして、秀麗が昔から思っていた人々を助けられる官吏という立場へ早く登ってこいということだと思います。
手を差し伸べることはできないし、しない。しかし、お前ならきっとできるだろうという気持ち。
しかし、秀麗がこんなつらい状況がいたたまれないという気持ちも感じられるような言い方だったので
見ていて胸が締め付けられる感じになりました。
奇人も黎深もそんな気持ちで見守っている様子でした。
奇人が、秀麗本人だと気づかないふりして紅秀をほめるところもよかった。
お前の実力知っている、頑張れ!と言っているように感じました。
黎深に関しては、こんな状況を見ておそらく、はらわた煮えくりかえっていますよね。
(描写はないですが)
秀麗に嫌がらせした人たち、後で何も起こらないとよいですね。
胡蝶のところに来ていたお客は誰なのか
顔の一部しか映らなかったのですが、胡蝶の客で「茶家の当主の印がなくなっただと!」と怒っているおじさんが登場しました。
茶家・茶州といえば、思い浮かぶのが、茶鴛洵(茶 太保)と燕青ですよね。
茶州は荒れ放題だったはず。これから何かが起きそうな予感ですね。
タイトル 石の上にも三年 について
この辛い状況も耐え忍べば、道は開ける、秀麗が目指す場所へ上っていける。
というようなことでしょうか。
まだ、進士になったばかりですしね。辛抱ですね。
おわりに
それにしても、見るのがつらい回でした。私は、ドラマとかにけっこう共感してしまうような性格の方なので、これは見るのがつらい回ですね。
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